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申し入れ・要望

《「事故米穀」に関する申し入れ》
2008年9月12日

《厚生労働大臣、農林水産大臣、食品安全委員会委員長  宛》


 9月5日、コメの卸売加工業者「三笠フーズ」が、非食用として国から購入した事故米穀を食用に転売していたことが確認されました。

 同社は2003年度から今年度まで非食用の事故米を安価で購入し、食用として高く売却し暴利を得ていました。食用への転売が確認されたコメは有機リン系殺虫剤「メタミドホス」混入や、発がん性のカビ毒「アフラトキシンB1」による汚染などにより食用に使用できないコメを、工業用のりなど用途を限定して販売されたものです。そのコメの食用への不正規転売は安全性の点から大問題です。そもそもなぜ食用として用いることのできない事故米を輸入するのか、消費者には理解できません。

「儲かれば何でもやる」企業の社会的責任など一切感じない事業者の作為に強い憤りを覚えます。

また、用途を限定して安く売却したコメが計画通りに加工されているかどうかチェックする立場の農林水産省のずさんな検査体制も問題です。検査は事前に通告され販売先の調査もしていなかったとのこと。これでは三笠フーズの不正も長い年月見抜くことができなかったのも当然です。

農林水産省が立ち入り検査をしても三笠フーズは二重帳簿をつけて事故米の食用転用を隠したとのことですが、転売先や用途の確認など、もっと調査すべき方法があったのではないでしょうか。監督官庁として、あまりにも無責任です。

主婦連合会は、非食用のコメの工業用のりなどへの転用が始まった頃、当時の食糧庁担当官の説明に対して「安全性に問題のある事故米が食用に転売されるおそれがある」と発言しました。その時の回答は、「粉にするか、着色するので転売の心配はない。また、厳しくチェックする」とのことでした。

 主婦連合会は強く抗議し、下記の通り申し入れます。なお、9月30日までに回答を求めます。


1. 農林水産省は事故米の流通状況を調査し、一日も早く公表すること。

2. 農林水産省のチェック体制の実態を調査し、その責任を明確に示すこと。

3. 厚生労働省は事故米の農薬等の残留を調査し、公表すること。

4. 食品安全委員会は、それら農薬等の安全性を評価すること。

5. 再発防止の方策を示すこと。

以上

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